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出世する処世術をお教えします。
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IT導入プロジェクトは成功する方が珍しいという話もありますが、なぜ、そんなに失敗が多いのでしょうか?

経営トップが参画していない。ユーザー部門がなかなか仕様を確定しない。ITベンダーのスキルが低いなどなど、失敗の要因は色々と出てきます。

しかし、プロジェクトを進めて行く途中で、様々な困難や障害が出てくるのは当たり前です。その時にプロジェクトリーダーがどう振る舞うかによって、プロジェクトが成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません。

つまりプロジェクトを成功させる要はプロジェクトリーダーにどういう人物を選ぶかにあります。今回は天性のプロジェクトリーダーであった秀吉にスポットをあてて、プロジェクト運営の極意を学んでみましょう。

●秀吉のプロジェクト運営に学ぶ

先年、NHKの大河ドラマで「利家とまつ」が放映されていました。そして、利家の朋輩として豊臣秀吉(木下藤吉郎)が出てきます。

この秀吉という人物、草履取りから出世していくわけですが、猿、猿と言われながらも、色々なアイデアを出し、次々と課題をこなしていきます。人の使い方のうまさ、コミュニケーション能力の高さなどプロジェクトリーダーとして学ぶべき点の多い人物です。

さてある日、暴風雨で清洲城の塀が崩れてしまいました。すぐに信長によって普請奉行が命じられ工事が始まるのですが、20日以上経過してもめぼしい進展がありません。

この工事を修理プロジェクトと考えると20日というのは致命的な失敗です。時は戦国時代であり城を防備するはずの塀が壊れていては、防衛力ががた落ちになります。

つまり短時間で塀の修理を終え、防備力を元に戻すというのが、この修理プロジェクトのミッション(使命)になります。

さて、そこで出てくるのが秀吉です。信長に自分なら短時日で完成させると約束をします。つまりミッションを実現すると誓約するわけです。

●プロジェクトのキックオフ

秀吉が普請奉行つまりプロジェクトリーダーになってまず始めたのが、それまで皆でやっていた作業をやめさせることでした。さて、高台に登った秀吉がまずやったことが演説です。

「おまえたち、今やっている作業がいかに大切か分かっているか!

ここは、ご領主、信長様のお城だ。おまえたちが稲を植えたり、取り入れたり、色々と仕事ができるのも、この尾張を信長様が守ってくれているおかげである。そのことをゆめゆめ忘れてはならない。

さて、そのご領主様の城の塀が壊れた。今、美濃の斉藤や駿府の今川に攻め込まれたらどうする。

塀の無い城なぞ、鎧無しで戦うのと同じだぞ。いいか、よく聞け。今年も無事に稲刈りが出来るようにしたければ、この塀を早急に直さにゃならぬ。ここが戦場になってみい、刈り入れどころではなくなるぞ!」

最初は何を言い出すのかと聞いていた職人たちの心に秀吉の言葉が浸透していきました。

これがミッションの共有です。プロジェクトはその目的が皆に共有されることがまず肝心です。プロジェクトのスタート時に全員でプロジェクトのミッションは何であるかをじっくりと話し合い、共有することです。皆が一丸となって、目的に進むプロジェクトに勝るプロジェクトはありません。
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